ヤマテツゲンスイ（1989年生、母ハツピーサンド）

ヤマテツゲンスイ（1989年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカウンテスアップ（当時8歳）と交配したハツピーサンドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方29戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の日向特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小国忍厩舎（上山）へ入厩。

2歳（1991年）

5月14日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、3歳（上山ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサイドプライスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（上山ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノブラボーに半馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（上山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスズランジョニーに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のあじさい特別（上山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のいで湯賞（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズランジョニーからクビ差の2着に甘んじた。

9月10日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のりんどう特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズランジョニーからクビ差の2着に甘んじた。

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳A3（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小国博行騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のニッショウハヤテに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦の白菊特別（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小国博行騎手（8戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズランジョニーから1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた10戦目は、2歳戦の3歳優駿（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小国博行騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた11戦目は、加納龍生騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のニューホープ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、2歳戦の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加納龍生騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1992年）

1月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の福寿草特別 1組（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加納龍生騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタンホイザーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月5日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加納龍生騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のパンジー特別 1組（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加納龍生騎手（4戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったワカクサホマレからクビ差の2着に甘んじた。

4月16日、中5週で迎えた16戦目は、3歳戦の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で加納龍生騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月5日、中6週で迎えた17戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東京ダービー（大井ダート2400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた18戦目は、3歳戦のしらさぎ賞（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた19戦目は、かもめ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で一ノ瀬亨騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月1日、中9週で迎えた20戦目は、トゥモローナイト賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で一ノ瀬亨騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた21戦目は、ブルースカイ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で一ノ瀬亨騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で一ノ瀬亨騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウザイトシから4馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の戸塚記念（川崎ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた24戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた25戦目は、ディセンバーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加納龍生騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1993年）

1月18日、中3週で迎えた26戦目は、ベイサイドカップ（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加納龍生騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。15着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた27戦目は、片瀬山特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加納龍生騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた28戦目は、スプリングハンデ特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加納龍生騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた29戦目は、エイプリルハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加納龍生騎手（10戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた30戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた32戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の栂尾特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた33戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ポットハーベストに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた34戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンディツカサをクビ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。

9月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月19日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた36戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。