イゾレエオリア（2020年生、母エオリアンハープ）

イゾレエオリア（2020年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアのエオリア諸島」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時14歳）と交配したエオリアンハープが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の荒川峡特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月14日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

10月22日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月18日、中7週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月29日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた8戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

7月2日、中6週で迎えた9戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したピンクジンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月11日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの二本松特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4歳（2024年）

1月20日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月25日、中2週で迎えた17戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したリニューを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月4日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のノーブルクライに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月4日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月6日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたウィープディライト決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。