タヤスアストレア（1997年生、母タヤスメモリー）

タヤスアストレア（1997年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したタヤスメモリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は原田牧場。戦績は、中央平地33戦3勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月4日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のエンタイヤティをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2000年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

1月30日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘヴンライトをアタマ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦2勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

9月9日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

4歳（2001年）

5月26日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦2勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイメルエオスをアタマ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

11月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた14戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

5歳（2002年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

5月26日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

9月15日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宗像徹騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の水上特別（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

12月14日、中9週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6歳（2003年）

1月12日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宗像徹騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（10戦2勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は宗像徹騎手（9戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の春風賞（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（10戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず13着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（11戦2勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月13日、中1週で迎えた31戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（11戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（12戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月21日、中6週で迎えた34戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の夕涼み特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた35戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。