オレンジティアラ（2007年生、母オレンジブロッサム）

オレンジティアラ（2007年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オレンジの宝冠。母の一族の名より」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したオレンジブロッサムが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦4勝2着1回。2009年の小倉2歳ステークス(G3)で3着に入った他、2009年のフェニックス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月25日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトゥニーポートに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2010年）

3月21日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

9月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアルーリングムーンに1馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、リーチコンセンサスに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4歳（2011年）

7月2日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のサニーエリザベスを半馬身振り切って久方ぶりの一戦を物にした。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

8月21日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

12月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

5歳（2012年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

3月25日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。

7月15日、中9週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のフレデフォートをクビ差振り切って優勝

11月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。