カシノグリーディ（2009年生、母ボールドテスコ）

カシノグリーディ（2009年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強欲」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時15歳）と交配したボールドテスコが22歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地19戦0勝、地方12戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、一山育成牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、一山育成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって262.5万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月9日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた4戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3歳（2012年）

2月26日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたセイユウボス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のサダムクックパインに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガールライクユーに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月6日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高嶋活士騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず18着に終わった。

4歳（2013年）

1月12日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

1月19日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、チャレンジカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月2日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上C2 41（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したシアワセノカネを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

4月19日、中6週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（3戦2勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るバトルクローザップを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月31日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノープランを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（7戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月16日、中4週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた31戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（8戦3勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。