サドンハーレー（1986年生、母サリュウエリザベス）

サドンハーレー（1986年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサドンソー（当時11歳）と交配したサリュウエリザベスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は福田末太郎。戦績は、中央平地31戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月2日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったカシワズスワローに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったキョウエイアムールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月14日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイスプリメイラに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマノヨーに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（1990年）

5月5日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は加用正騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は加用正騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったヤマニンキャスターに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の日南特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（9戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（10戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

9月8日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた19戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

10月14日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったクリスタルユーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のタカノパンジーをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

5歳（1991年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の御室特別（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。17頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

4月28日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

5月25日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテンザンパノープをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月23日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で松永昌博騎手（10戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた30戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のはづき賞（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。