ダノンビーナス（2010年生、母アズマサンダース）

ダノンビーナス（2010年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋美の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したアズマサンダースが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって1,680万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のダンスフェイムを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月15日、中9週で迎えた2戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2013年）

2月23日、中9週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

5月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた6戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。

4歳（2014年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

5月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したエポワスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月19日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山和生騎手（5戦0勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

12月20日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5歳（2015年）

2月1日、中5週で迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

6月13日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

7月4日、中2週で迎えた16戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアスペンサミット決め手に屈してハナ差の2着となった。

7月26日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダイワベスパー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月1日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6歳（2016年）

2月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で木幡初也騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。