リオマッジョーレ（2017年生、母ヴェルナッツァ）

リオマッジョーレ（2017年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヴェルナッツァ近郊の著名な景勝地。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のケープブランコ（当時10歳）と交配したヴェルナッツァが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。主な勝ち鞍は2021年の本宮山特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額900万円（9万×100口）で一口馬主が募集された。

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月15日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月9日、中7週で迎えた2戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

3歳（2020年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

2月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したビアイにクビ差届かず2着となった。

4月26日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月14日、中6週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月9日、中5週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月15日、中9週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったアラビカに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた11戦目は、玉野川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた12戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、乳岩川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルブツハーモニーに約16馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、蔵王山特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4歳（2021年）

1月28日、中4週で迎えた16戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグラスピエーナに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月26日、中3週で迎えた17戦目は、本宮山特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクインズダルビーに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

3月27日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5歳（2022年）

5月3日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた19戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

6月19日、中6週で迎えた20戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2022年7月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。