ハストラング（2004年生、母エレガントフライ）

ハストラング（2004年3月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「うお座の一等星・フォーマルハウトの別名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時16歳）と交配したエレガントフライが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害25戦1勝2着4回、地方11戦0勝2着1回。2010年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入った他、2009年、2010年とイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2回3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月19日、中5週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月17日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

3歳（2007年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

3月14日、中9週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカルストンチーターを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

4月3日、中2週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の生駒山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月3日、中8週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマーフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサンシャインフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4歳（2008年）

1月6日、中1週で迎えた13戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月2日、中7週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2009年）

1月18日、約10か月半の休養明けで迎えた15戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアリーズから半馬身差の2着となった。

3月29日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモヴィグラスから1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンノレーシングからアタマ差の2着に甘んじた。

5月31日、中5週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーキセキに約10馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月21日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は仲田雅興騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた22戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 小雨/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月14日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/重）に出走。鞍上は仲田雅興騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた25戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6歳（2010年）

1月9日、中4週で迎えた26戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォルテベリーニから5馬身差の2着となった。

2月6日、中3週で迎えた27戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（8戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月20日、約7か月半の休養明けで迎えた30戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた31戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

7歳（2011年）

2月5日、中8週で迎えた32戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（11戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8歳（2012年）

8月9日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた37戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、ペリドットオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた38戦目は、サードニクスオープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた39戦目は、きんもくせい特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた40戦目は、ブルーサファイアオープン（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた41戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、すし智結婚記念（福山ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた42戦目は、オパール特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。