ビービーボルケーノ（2006年生、母キク）

ビービーボルケーノ（2006年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時20歳）と交配したキクが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は里深牧場。戦績は、地方30戦6勝2着3回。2009年の王冠賞(地方重賞)で2着に入った他、2009年のさそり座特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

8月14日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のムサシに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったプロセスからアタマ差の2着に惜敗した。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

12月18日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイヒミコに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた10戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のエスプリイーグルを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

3月29日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の菜の花特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月14日、中7週で迎えた15戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのさそり座特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ウィナーズダンスに交わされて1馬身差の2着となった。

7月23日、連闘で迎えた16戦目は、優駿の里北海道安平町「アサヒメロン」特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトラックタカオーに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

8月26日、中4週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフーガにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（門別ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の函館開港150周年特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた20戦目は、駒ヶ岳特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、マイネルラヴ賞（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた22戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、大阪スポーツ賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた24戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

1月20日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた26戦目は、安原勝久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた27戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルビクトリーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月3日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のモエレストロベリーをアタマ差振り切って6勝目をつかんだ。

3月17日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月30日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。