イサムドリーム（2002年生、母アイリッシュヘロー）

イサムドリーム（2002年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勇（生産牧場）とこの馬の夢」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したアイリッシュヘローが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方26戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

6月19日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は406kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月31日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月5日、中1週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

3歳（2005年）

1月10日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のドリームシーカーに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月10日、中1週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

8月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた12戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4歳（2006年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月23日、中3週で迎えた15戦目は、ダイヤモンドダスト特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のツルマルダイオーに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、フジノツヨシにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、陽春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

4月19日、中2週で迎えた18戦目は、春眠特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ケイアイリヴァーにアタマ差交わされて2着となった。

5月17日、中3週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のケイアイリヴァーに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

6月12日、中3週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた21戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月14日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ラピスラズリスター賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

5歳（2007年）

1月5日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、最後はブルーカントリーと並んで3着同着となった。

1月29日、中2週で迎えた24戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた25戦目は、望春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の春分特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた27戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた28戦目は、青葉特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、アクアライン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた30戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた31戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた32戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた33戦目は、アドマイヤボス賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は草地保隆騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた34戦目は、アドマイヤボス賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた35戦目は、オンファイア賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた36戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6歳（2008年）

1月4日、連闘で迎えた37戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で草地保隆騎手（6戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた39戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。