メイショウシシリー（2005年生、母クリッペリナ）

メイショウシシリー（2005年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イタリアのシチリア島より」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したクリッペリナが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月23日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

3歳（2008年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生来の闘志でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6月8日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のカシノマルスをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。