ダンツカホウ（2015年生、母フェリーク）

ダンツカホウ（2015年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋『果報は寝て待て』より。焦らず時期を待つのが良いということ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時8歳）と交配したフェリークが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、白井牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって702万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月3日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3歳（2018年）

3月24日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月14日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシェパーズポーズを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月20日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は三津谷隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（2019年）

1月19日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のダンツチョイスを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月17日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は三津谷隼人騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月4日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三津谷隼人騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた14戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2020年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月4日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

6月13日、中9週で迎えた21戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた22戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、文月賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。