コタシャーン（1988年生、母Haute Autorite）

コタシャーン（1988年5月4日）は、フランスで生まれた競走馬、種牡馬。1993年にエクリプス賞年度代表馬及び最優秀芝牡馬を受賞した。毛色は黒鹿毛。種牡馬のDarshaan（当時7歳）と交配したHaute Autoriteが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝2着1回、海外21戦10勝。1993年のブリーダーズカップ・ターフ(米・G1)に勝利した他、1993年のオークツリー招待(米・G1)を制するなど、G1級競走5勝を含む重賞7勝を挙げた。

経歴

2歳（1990年）

11月30日、3頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のCudasに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1991年）

4月7日、3歳G2のノアイユ賞（フランス・ロンシャン芝2200m）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立てのレースに臨んだ。5着に敗れた。

4月30日、3歳戦のクルセレ賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。8頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のRancherをハナ差制して2勝目をつかんだ。

5月19日、3歳G3のラ・フォルス賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のFunny Babyを短クビ差制して初の重賞タイトルを手中に収めた。

6月23日、3歳G1のパリ大賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。G1級競走への出走は初となった。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月15日、3歳G2のギヨームドルナーノ賞（フランス・ドーヴィル芝2000m）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月19日、5頭立てのレースに臨んだ。2着となった。

5歳（1993年）

4月18日、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、5頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のBien Bienをハナ差制してG1ホースの仲間入りを果たした。

8月8日、G1のエディーリードハンデキャップ（アメリカ合衆国・デルマー芝1710m）に出走。鞍上は2戦連続でK.デザーモ騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のLeger Catに3馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを手に入れた。

10月10日、G1のオークツリー招待（アメリカ合衆国・サンタアニタ芝2414m）に出走。鞍上は3戦連続でK.デザーモ騎手（2戦2勝）。4頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のルアズーに4馬身の差をつけて3つ目のG1タイトルを手中に収めた。

11月6日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・サンタアニタ芝2414m）に出走。鞍上は4戦連続でK.デザーモ騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のBien Bienに半馬身の差をつけて4つ目のG1タイトルを掴み取った。

11月28日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でK.デザーモ騎手（4戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したレガシーワールドを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。