スリーピルサド（2002年生、母アイザゴールド）

スリーピルサド（2002年4月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のピルサドスキー（当時10歳）と交配したアイザゴールドが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般C17。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月19日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2月27日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月4日、中7週で迎えた5戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチアズカンカラーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテンザンオーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中4週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカホークに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエプソムブリッジを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

3月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田崇史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田崇史騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

9月25日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、上村大夢・姫華兄妹記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のプリキュアをクビ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒャクマンボルトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。