メイプルチャンス（2011年生、母メイプルスプリング）

メイプルチャンス（2011年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋チャンス」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時8歳）と交配したメイプルスプリングが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、中央平地5戦0勝、地方9戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井秀紀から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、節英司によって430.5万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月16日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月12日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月3日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた7戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、品川かえで賞（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月10日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2015年）

1月9日、中1週で迎えた10戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定のハンデ戦の黄梅賞（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた12戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の幸手桜まつり賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、一般C3（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。