ヤマノケーティング（2001年生、母エスティファースト）

ヤマノケーティング（2001年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したエスティファーストが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は富本茂喜。戦績は、地方36戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の群雄特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富本茂喜から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

福島幸三郎厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2003年）

7月20日、デビュー戦は前住和寿騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は451kg。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート900m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で前住和寿騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた3戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったガッサンダブリンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月27日、中5週で迎えた5戦目は、2歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、2歳（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したルミエールヴィタに半馬身届かず2着となった。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月5日、約9か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は前住和寿騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月26日、中6週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月31日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（2005年）

1月26日、中3週で迎えた14戦目は、4歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月30日、中4週で迎えた17戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアメリカンハットを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の一般C2七 C3一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のショウグンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月5日、中2週で迎えた22戦目は、渚特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の一般C2六 C3一（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で坂井英光騎手（13戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月22日、連闘で迎えた25戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノハナカザリに5馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイエスドクターを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

9月30日、中2週で迎えた27戦目は、秋晴特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコウノオペラをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は前住和寿騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた30戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したハネダチアリを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5歳（2006年）

1月24日、中4週で迎えた31戦目は、群雄特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るリンクスダイヤを鬼脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

2月22日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた33戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた34戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（7戦4勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月2日、約6か月の休み明けで迎えた36戦目は、祝10周年!川崎フロンターレ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は前住和寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。