タガノヴェローナ（2014年生、母タガノレヴェントン）

タガノヴェローナ（2014年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+イタリアの都市名」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時16歳）と交配したタガノレヴェントンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。戦績は、中央平地18戦4勝2着5回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2017年のTVQ杯(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月19日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したタテヤマを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったケンシンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

1月21日、中4週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフィアマロッサを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月22日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月29日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウナンマシェリを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月19日、中2週で迎えた9戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のタイマツリをクビ差振り切って優勝

10月15日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 雨/重）に出走。芝レース及びG1級競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（4戦2勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず17着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（大井ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2018年）

1月24日、中6週で迎えた13戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月22日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月1日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月29日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウタチマチに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったディアコンチェルトにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で国分恭介騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったテイエムジョウネツを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグアンをアタマ差だけ差し切って4勝目を手中に収めた。

11月24日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月22日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2019年）

1月14日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京ダート1900m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた27戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6歳（2020年）

2月16日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上3勝クラスの北山ステークス（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上3勝クラスの伊丹ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた30戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの梅田ステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月8日、中5週で迎えた34戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月15日、連闘で迎えた35戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

2020年11月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。