クレスコラブリー（2000年生、母メジロライリー）

クレスコラブリー（2000年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「可憐に成長する（クレスコ＝ラテン語で成長・繁殖の意）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時16歳）と交配したメジロライリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって840万円で落札された。12歳のとき、信岡牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、RUMIファームによって37.8万円で落札された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月29日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は396kg。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月21日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた5戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた7戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したピサノランを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた14戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエリモジェンヌに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイパーリアリティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4歳（2004年）

5月9日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。