カガトゥインクル（2015年生、母サウスエンピリカル）

カガトゥインクル（2015年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋きらめく」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したサウスエンピリカルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高岸順一。2018年の鯱の門特選で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高岸順一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、香川憲次によって432万円で落札された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月2日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

3歳（2018年）

1月27日、中4週で迎えた3戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3月11日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤエノプリーマを鬼脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤノライデンに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のスプリングスター特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳オープンの鯱の門特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハーキマーダイヤに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヴィーヴルサヴィに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

4歳（2019年）

1月8日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイビリーブにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月28日、中5週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、北海道カレーラーメン賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。