サンセルマン（2009年生、母イースタンロマン）

サンセルマン（2009年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「誠実に（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時10歳）と交配したイースタンロマンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は元茂牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月14日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のタケデンザビエルに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月6日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた5戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

3歳（2012年）

1月9日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

2月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月29日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月6日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月6日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（8戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアラビアンマジックをアタマ差だけ差し切って2勝目を手にした。

11月24日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（9戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた15戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

4歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた16戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず14着に終わった。

9月14日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（11戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したヤマニンブルジョンにクビ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2014年）

4月27日、約7か月の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（12戦2勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったニザエモンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（13戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のウタヒメをハナ差振り切って久々に白星を挙げた。

6月14日、中3週で迎えた23戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

9月20日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の鳥屋野特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（14戦3勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月2日、中5週で迎えた25戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた26戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（15戦3勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

6歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の頌春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（16戦3勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月27日、中5週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた30戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、ペリドット賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

9月29日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、杉並区特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた32戦目は、カノープス賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川駿介騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた33戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず15着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた34戦目は、松崎正泰騎手を鞍上に迎えて、アデュー2015賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

7歳（2016年）

1月15日、中1週で迎えた35戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、望春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。