シゲルクロカジキ（2013年生、母スターフォーユー）

シゲルクロカジキ（2013年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魚名『黒カジキ』」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時21歳）と交配したスターフォーユーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡駿弥。2018年のサラ系障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2019年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡駿弥から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって378万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月25日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3歳（2016年）

6月11日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月8日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンララミーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンスターズに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナンゴクハルネットに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2017年）

1月22日、中7週で迎えた13戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

3月26日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月2日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた18戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月3日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったモズカタクラから2馬身半差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（2018年）

1月14日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（9戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（10戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

3月3日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（11戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のロンギングダンサーに2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

6月10日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で植野貴也騎手（12戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月7日、中3週で迎えた27戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で植野貴也騎手（13戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシングンマイケルに半馬身の差をつけて5勝目を収める

9月15日、中9週で迎えた28戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた29戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（14戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月1日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（15戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた31戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 小雨/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（16戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2019年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（17戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた33戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた34戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（18戦2勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月18日、中3週で迎えた35戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（19戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月2日、約5か月半の休み明けで迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（20戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。