ラキエストバイオ（2016年生、母アイドルバイオ）

ラキエストバイオ（2016年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「何事もうまくいくこと＋冠名」。毛色は青毛。種牡馬のパイロ（当時11歳）と交配したアイドルバイオが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は清水牧場。主な勝ち鞍は2020年の氷瀑特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月9日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月1日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

6月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

6月29日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月7日、中7週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヤマタケアンジュに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月5日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメテオールシャワーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月9日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、トゥモローアンセムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月27日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、氷瀑特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエラーブルをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月27日、中8週で迎えた12戦目は、幸手市観光協会会長賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた13戦目は、桜草特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

5歳（2021年）

5月24日、約13か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた18戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた19戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6歳（2022年）

6月22日、約10か月の休養明けで迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のハイエストプレイズに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ワンダーヘーヒストにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7歳（2023年）

1月17日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般C3八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のニシノマリアージュを3/4馬身振り切って5勝目をマークした。

3月21日、中4週で迎えた26戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイバキャッツアイに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月25日、中4週で迎えた27戦目は、一般C3九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクオーレカルドを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月27日、中8週で迎えた28戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフリュートを3/4馬身振り切って制した。

10月18日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた31戦目は、馬い!淡路うしろ農園玉ねぎ発売記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したツクバマリアにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月30日、中4週で迎えた32戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた33戦目は、川越藩のお蔵米記念（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレジュールウールに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8歳（2024年）

3月5日、中9週で迎えた34戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（11戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカヴァートをクビ差振り切って10勝目を達成した。