グリューネグリーン（2020年生、母レディーダービー）

グリューネグリーン（2020年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「緑(独)+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のラブリーデイ（当時10歳）と交配したレディーダービーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は本間牧場。2022年の京都2歳ステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月9日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のフライウィズミーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトップナイフをアタマ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月28日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦2勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

3歳（2023年）

3月5日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/重）に出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

9月18日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた9戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーステークス（東京芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月30日、中5週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。