インディゴグリーン（1994年生、母ムーンインディゴ）

インディゴグリーン（1994年3月4日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトニービン（当時11歳）と交配したムーンインディゴが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の清津峡特別(500万下)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額5,800万円（58万×100口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

1月7日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月19日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロックアライヴに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月17日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4歳（1998年）

6月13日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1800m 雨/重）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5歳（1999年）

1月30日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は加藤和宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るタービュランスを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って久々の一戦をモノにした。

2月27日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったコウチブレーヴに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月25日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーホウスパークに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

5月22日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の白馬岳特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエドノマツカゼに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7歳（2001年）

3月11日、約22か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。