ショウナンカッサイ（2006年生、母ショウナンマドンナ）

ショウナンカッサイ（2006年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋喝采」。毛色は鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時8歳）と交配したショウナンマドンナが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内ファーム。戦績は、中央平地28戦2勝2着1回。2008年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で4着に入った他、2008年のききょうステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月30日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のナンヨークイーンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、中4週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンタイガーをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

12月14日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

3歳（2009年）

3月15日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって18着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた6戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

9月26日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4歳（2010年）

2月6日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

3月21日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたシセイカグヤ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月3日、中1週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

5月23日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の東京クラウンプレミアム（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阪神ドリームプレミアム（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

7月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月2日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

5歳（2011年）

5月1日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

5月28日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（11戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のゆうき賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（12戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬田特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（13戦1勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月11日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（14戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（15戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた24戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

6歳（2012年）

1月29日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた26戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた27戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（16戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。