シンコウミラクル（1997年生、母ディスコアンバー）

シンコウミラクル（1997年5月25日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時10歳）と交配したディスコアンバーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地18戦3勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月4日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトラックビッサアレに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

3歳（2000年）

2月19日、中8週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月27日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアルカンフォルスに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

11月19日、中2週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

12月10日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の稲毛特別（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

4歳（2001年）

1月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の初春賞（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の魚沼特別（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下の葛飾特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のマイネルアンコールに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月20日、中2週で迎えた15戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5歳（2002年）

8月17日、約10か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6歳（2003年）

3月8日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。