エンゼルショット（2000年生、母パラダイスルイ）

エンゼルショット（2000年2月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「天使の一撃」。毛色は栗毛。種牡馬のDevil's Bag（当時19歳）と交配したパラダイスルイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦0勝、地方28戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の一般C4。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月1日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

5月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた5戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

6月28日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から32kg増やして迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村浩平騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた10戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシーライアントから3馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中2週で迎えた11戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシーライアントから1馬身半差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシーライアントに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2004年）

1月2日、中2週で迎えた13戦目は、一般F7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスターケイに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

1月10日、連闘で迎えた14戦目は、一般F2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシュガーボーイに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月1日、中2週で迎えた15戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、節分特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般F1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた17戦目は、祝BarHESH三周年記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた18戦目は、春惜月特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中越豊光騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月11日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C5イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のラデファンスに7馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

7月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナルセウインドに6馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

11月14日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた22戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5歳（2005年）

1月9日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた25戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月10日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた27戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた28戦目は、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた30戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜シルバー（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月6日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた32戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカストラートに1馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

10月9日、連闘で迎えた34戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた35戦目は、G-1～プッチ☆蔵～HP開設記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月27日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた37戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスガオに1馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

12月11日、中1週で迎えた38戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、花街道杯（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

6歳（2006年）

1月4日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月25日、約3か月半の休養明けで迎えた40戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は粂川京利騎手（2戦2勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた41戦目は、金沢競馬売店組合森本売店杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（3戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた42戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で粂川京利騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で粂川京利騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。