マキシムスキー（1991年生、母オーテル）

マキシムスキー（1991年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時16歳）と交配したオーテルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方4戦1勝。1993年のシクラメンステークス(オープン)に勝利した他、1993年のききょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

9月18日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のプレジデントジョイをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシアトルフェアーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、連闘で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下のカトレア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったプレジデントジョイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシャイニンレーサーをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

12月25日、中1週で迎えた7戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

3歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3のシンザン記念（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳オープンの葵ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

7月24日、中7週で迎えた13戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、BSNオープン（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月10日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（1995年）

3月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた15戦目は、望月高司騎手を鞍上に迎えて、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトップリズムをハナ差制して久々の実戦をモノにした。

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で望月高司騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般B2ロ（中京(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で望月高司騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた18戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で望月高司騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。