ウエスタンスイング（1989年生、母ウエスタンバトル）

ウエスタンスイング（1989年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時16歳）と交配したウエスタンバトルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

柳田次男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

10月5日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパーシャンスポットをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月9日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月21日、中5週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（1992年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

3月15日、中4週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

12月20日、約8か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4歳（1993年）

1月16日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。