ツジノオトメ（1996年生、母オキノヒエン）

ツジノオトメ（1996年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時13歳）と交配したオキノヒエンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

10月18日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/不良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したアップルトウショウを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るパントルグルームを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月26日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3歳（1999年）

1月10日、中1週で迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた7戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

3月20日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳500万下（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた14戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月5日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、山崎進騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎進騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランプリトップから3馬身差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎進騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2000年）

1月9日、中0週で迎えた19戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎進騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた22戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、緑風賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。