インスタキング（2020年生、母アガサ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、前谷武志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、嶋田賢によって5,060万円で落札された。

2歳（2022年）

8月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュンツバメガエシを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの百日草特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

3歳（2023年）

2月5日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

4月15日、中6週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの山藤賞（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

6月17日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート2400m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月1日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスリリングチェイスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのアーモンドアイメモリアル（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2024年）

2月24日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のネイビースターに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

7月7日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

10月26日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。