ウインバラーディア（2016年生、母バラードソング）

ウインバラーディア（2016年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+バラードを歌う歌手」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時10歳）と交配したバラードソングが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2020年の板取川特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,300万円（3.25万×400口）で一口馬主が募集された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月9日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2019年）

2月3日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着を確保した。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2020年）

4月29日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイティノーブルに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、鵜飼開き特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るペイシャディアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、板取川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアップメイをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

5歳（2021年）

6月20日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6歳（2022年）

5月28日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

2020年6月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。