ニホンピログッデン（2003年生、母ニホンピロプレイズ）

ニホンピログッデン（2003年5月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋大リーグの名投手ドワイト・グッデンより」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時16歳）と交配したニホンピロプレイズが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡清。戦績は、中央平地39戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月13日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

3歳（2006年）

7月16日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のオメガトレンディに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプレシャスドロップに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた7戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

4歳（2007年）

5月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は上野翔騎手（2戦2勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを5馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

11月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

5歳（2008年）

9月20日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた13戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したノボディーヴォにクビ差届かず2着となった。

12月14日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

6歳（2009年）

2月8日、中5週で迎えた17戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月22日、中5週で迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

4月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2010年）

2月6日、約9か月の休養明けで迎えた21戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

4月11日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

6月20日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の豊中特別（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

7月24日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたラガーシーキング決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のトロピカルマドンナに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月20日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた29戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

8歳（2011年）

1月30日、中6週で迎えた30戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月26日、中7週で迎えた31戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた33戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月26日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のゆうき賞（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

8月6日、中5週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた36戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐世保特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた37戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月6日、中8週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。18着に終わった。