アドマイヤヒビキ（2004年生、母フサイチケリー）

アドマイヤヒビキ（2004年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋響き」。毛色は青鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時5歳）と交配したフサイチケリーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上B1 B2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって2,940万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月13日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3歳（2007年）

1月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月7日、中7週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、テラモミリオネに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力でなんとか走り抜いたが、オークロイヤルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったデュポンサークルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月4日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーケイヒットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月24日、中2週で迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、カトレア特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

4歳（2008年）

1月2日、中3週で迎えた13戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、紅梅特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた14戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

2月4日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中直人騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた17戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。