サノノゲーム（2012年生、母ザペキンハート）

サノノゲーム（2012年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋ゲーム、父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハイアーゲーム（当時11歳）と交配したザペキンハートが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は荒木貴宏。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒木貴宏から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ファーストビジョンによって189万円で落札された。2歳のとき、石郷岡雅樹から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月5日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

8月31日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた5戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート900m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタノスバルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2015年）

1月1日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の白鳥特別（名古屋ダート1600m 雪/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはやぶさ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の渡部純一会長生誕記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた15戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月12日、連闘で迎えた16戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトップコンコルドにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

4月19日、連闘で迎えた17戦目は、3歳B（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、ラプロムナードに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。

4月26日、連闘で迎えた18戦目は、3歳戦の勝て勝て勝ってくれ大悟杯3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた19戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。4頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた20戦目は、3歳戦のたかはし智秋生誕JPY杯6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月17日、連闘で迎えた21戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた23戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた24戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（9戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた25戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、3歳戦の奏音バースデイ記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で青柳正義騎手（11戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた27戦目は、3歳戦のあすか誕生日記念3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で青柳正義騎手（12戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた28戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた29戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（13戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の富山県畜産振興協会長賞3（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月20日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた31戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。