クラクエンスキー（2001年生、母ブリリアントミスト）

クラクエンスキー（2001年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のピルサドスキー（当時9歳）と交配したブリリアントミストが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の猪名川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月24日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月29日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアキノグラン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月13日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のデアレガロに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝2500m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月18日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のジャッキーテーストに1馬身1/4の差をつけて優勝

2月20日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

8月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたサイレンスゴールド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2006年）

7月15日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたレガシーエンプレス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6歳（2007年）

4月7日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、逃げるエイシンシテンノーに半馬身届かず2着となった。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したパーフェクトジョイにクビ差届かず2着となった。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のランペイアをアタマ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

11月18日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の栗子特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた24戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2007ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアヴェンティーノをアタマ差振り切って勝利をモノにする

7歳（2008年）

2月4日、中6週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

3月8日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた29戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた30戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた31戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

8歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた33戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したドリームサンデーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。