シトラスタチバーナ（2005年生、母テンザンヒムカ）

シトラスタチバーナ（2005年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「橘の学名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナリタトップロード（当時9歳）と交配したテンザンヒムカが23歳のときに産んだ16番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の一般C3-4。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月2日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

6月28日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた5戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

10月28日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホウティンクルに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウショウシャークに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2009年）

1月10日、中4週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。