パワーズコート（2000年生、母Rainbow Lake）

パワーズコート（2000年4月1日）は、イギリスで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のSadler's Wells（当時19歳）と交配したRainbow Lakeが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外20戦5勝。2005年のアーリントンミリオン(米・G1)に勝利した他、2004年のタタソールズゴールドカップ(愛・G1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞3勝を挙げた。

経歴

2歳（2002年）

8月5日、M.キネーン騎手を鞍上に据えて、16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったMacedonian Kingから短アタマ差の2着に甘んじた。

10月2日、鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったLateen Sailsから1馬身1/4差の2着となった。

10月17日、鞍上は3戦連続でM.キネーン騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のLatino Magicに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、2歳G1のレーシングポストトロフィー（イギリス・ドンカスター芝1609m）に出走。G1級競走への出走は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったBrian Boruから1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2003年）

6月29日、3歳G1のアイリッシュダービー（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月16日、鞍上はM.キネーン騎手（3戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のNapper Tandyに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月19日、鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のBrian Boruをクビ差制して重賞ウィナーの称号を手中に収めた。

9月13日、G1のアイリッシュフィールドセントレジャー（アイルランド・カラ芝2816m）に出走。鞍上は3戦連続でM.キネーン騎手（5戦3勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4歳（2004年）

5月23日、J.スペンサー騎手を鞍上に迎えて、G1のタタソールズゴールドカップ（アイルランド・カラ芝2112m）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のLivadiyaに6馬身の差をつけてG1初制覇

6月16日、G1のプリンスオブウェールズステークス（イギリス・アスコット芝2004m）に出走。鞍上は2戦連続でJ.スペンサー騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったラクティから2馬身差の2着となった。

7月3日、G1のコーラルエクリプスステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。鞍上は3戦連続でJ.スペンサー騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月1日、G1のダルマイヤー大賞（ドイツ・ミュンヘン芝2000m）に出走。鞍上は4戦連続でJ.スペンサー騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったIntendantから1馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、G1のアーリントンミリオン（アメリカ合衆国・アーリントンパークオールウェザー2012m）に出走。鞍上は5戦連続でJ.スペンサー騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のキッケンクリスに1馬身半の差をつけてaaa

9月11日、G1のアイリッシュチャンピオンステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。鞍上は6戦連続でJ.スペンサー騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月30日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・ローンスターパーク芝2414m）に出走。鞍上は7戦連続でJ.スペンサー騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続でJ.スペンサー騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり最後はハーツクライと並んで10着同着となった。

12月12日、G1の香港カップ（香港・シャティン芝2000m）に出走。鞍上は9戦連続でJ.スペンサー騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2005年）

3月26日、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、G1のドバイシーマクラシック（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバ芝2400m）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月18日、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、G2のハードウィックステークス（イギリス・ヨーク芝2385m）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月18日、鞍上はK.ファロン騎手（1戦0勝）。4頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったImperial Strideから1馬身1/4差の2着と苦杯を喫した。

8月13日、G1のアーリントンミリオン（アメリカ合衆国・アーリントンパークオールウェザー2012m）に出走。鞍上は2戦連続でK.ファロン騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のKitten's Joyに3馬身の差をつけてG1・2勝目をマークした。