シゲルオカメマツリ（2012年生、母マリンパンサー）

シゲルオカメマツリ（2012年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋祭名『大歳祭りのおかめ市（川口市）』より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時14歳）と交配したマリンパンサーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方25戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の道の駅はなぞの賞(一般C1七)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって432万円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月4日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は554kg。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったポッドシャイニーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリニアエキスプレスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月2日、中5週で迎えた13戦目は、彩の国地鶏タマシャモ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4歳（2016年）

1月3日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた16戦目は、神奈川県馬主協会賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた17戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた18戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた19戦目は、ジョイホース双葉賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた20戦目は、花水木賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた24戦目は、スプラッシュU.F.O.杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた25戦目は、サンクス齊藤敏カップ（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

8月23日、中3週で迎えた26戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたレジェンドセプター決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたレジェンドセプター決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月7日、中3週で迎えた28戦目は、たかしくんご勇退カップ・ずっと元気で!（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のモズムラクモに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月2日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプルメリアをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月12日、中2週で迎えた31戦目は、全国梅サミット開催記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2017年）

1月3日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた33戦目は、道の駅はなぞの賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウェイトを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月1日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦の姫椿賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。