マーシフルハート（2012年生、母ミゼリコルデ）

マーシフルハート（2012年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「慈悲心」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時10歳）と交配したミゼリコルデが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月7日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は384kg。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したジェルブドールに3/4馬身届かず2着となった。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3歳（2015年）

1月25日、中3週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月25日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

7月12日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったビバリーヒルズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月30日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウナンハヤブサに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

1月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインエスパシオに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月25日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のあせび賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。