ピエナインパクト（2010年生、母フラワースカイ）

ピエナインパクト（2010年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したフラワースカイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は江渡繁治。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方8戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C3一。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3歳（2013年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したシンジュボシを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、5着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアンシャックルドにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月31日、中5週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で武豊騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエーシンカオルーンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったウォーターチューンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったショウナンヤマトに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、コマンドアゲンに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたゴーソッキュー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。