リリーブラウン（1989年生、母ロージィスピリット）

リリーブラウン（1989年5月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウショウルチェー（当時12歳）と交配したロージィスピリットが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は1993年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月29日、デビュー戦は菅原隆明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

10月3日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた6戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4歳（1993年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた8戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた9戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のラベンダーポイントに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月25日、中3週で迎えた10戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。