ラストプリマドンナ（2015年生、母シルクプリマドンナ）

ラストプリマドンナ（2015年1月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最後＋プリマドンナ（伊）。母の最後の産駒であることより」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したシルクプリマドンナが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2017年のクリスマスローズステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月26日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸びで猛進したが、勝ったエントシャイデンにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

10月21日、中7週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエスターテに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月24日、中8週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたタイセイプライド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2018年）

2月25日、中8週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたカイザーメランジェ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のキングドンドルマに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

7月21日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

9月16日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

11月24日、中9週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2019年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月20日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月1日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

8月31日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5歳（2020年）

1月25日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの東雲賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

10月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた17戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。