ミチノクカントリー（2006年生、母エイシンジョアンナ）

ミチノクカントリー（2006年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「東北＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時14歳）と交配したエイシンジョアンナが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の牡丹賞。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

9月11日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。2着となった。

10月22日、中1週で迎えた4戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったハーモニックスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月29日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のひよりちゃん3歳おめでとう（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーサフィニアに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリメイクに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったモエレグランプリにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒカリフレグランスに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月8日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の八重桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したウォリナーイモンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4月28日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の牡丹賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレグランプリを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月13日、中1週で迎えた16戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず14着に終わった。

6月27日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦3勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月24日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた20戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ティンバーカントリー賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメノタビビトに5馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

8月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、ホッカイドウ競馬平取ファンクラブ特別（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルティータに4馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。