キョウワジュエリー（1989年生、母キョウワハート）

キョウワジュエリー（1989年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時10歳）と交配したキョウワハートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地38戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

12月1日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、トウカイグリーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月21日、連闘で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3歳（1992年）

7月19日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のタニノクロカミに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたワカサトウコー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の西脇特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

10月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤哲三騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤哲三騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4歳（1993年）

1月16日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤哲三騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

1月30日、中1週で迎えた14戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（12戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（13戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（14戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（15戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（16戦1勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エイシンフォーミラに3/4馬身交わされて2着となった。

8月14日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（17戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（18戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤哲三騎手（19戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月26日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤哲三騎手（20戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

10月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤哲三騎手（21戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（22戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（23戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（24戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5歳（1994年）

3月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（25戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（26戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハクアイジョオーに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4月2日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（27戦2勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず最後はコガネライジンと並んで13着同着となった。

4月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、5歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（28戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた33戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワンバンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた37戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセルリアンシノを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。