ヴィゴラスダンサー（2019年生、母ハピネスダンサー）

ヴィゴラスダンサー（2019年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「健剛で勝気の強い+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時8歳）と交配したハピネスダンサーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

3月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテイエムヒマラヤに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったシダーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたタガノトランキーロ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

1月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ルシャリーブルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のヤマカツパトリシアに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月9日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

5歳（2024年）

2月11日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

5月25日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったマイネルティグレにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

8月11日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。