タイキリバティ（1993年生、母プレスティージャス）

タイキリバティ（1993年5月11日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時10歳）と交配したプレスティージャスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回、地方13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

4月21日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月23日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のサクラデンゲキオーに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月27日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（1997年）

8月9日、約8か月半の休み明けで迎えた5戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったスイートケンメアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（1998年）

8月1日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったステージマックスにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

9月5日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジムクラウンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月11日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

6歳（1999年）

8月7日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

12月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

7歳（2000年）

4月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月2日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、山田延由騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた21戦目は、一般B1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水戸賢二騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた23戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C6-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタセイリュウに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月4日、中2週で迎えた24戦目は、一般C6-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のインターシャークに2馬身半の差をつけて制した。

11月26日、中2週で迎えた25戦目は、一般C6-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーウェンブリーに1馬身半の差をつけて制した。

12月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般C6-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリームオージから3馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、一般C6-1（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2001年）

1月20日、中2週で迎えた28戦目は、一般C6-1（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツラハマカゼから半馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中3週で迎えた29戦目は、一般C6-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。