ローマンブリッジ（2005年生、母メインリー）

ローマンブリッジ（2005年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「古代ローマ時代に作られた石造りの橋」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したメインリーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったプラチナメーンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月28日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村友一騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村友一騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた8戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルカイクスマイルを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2009年）

4月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を5馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のペプチドハリケーンを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。