リノーンルーラー（2005年生、母ヘイローブライトン）

リノーンルーラー（2005年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「名声、有名（Ｒｅｎｏｗｎ）より造語＋支配者」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時13歳）と交配したヘイローブライトンが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地7戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の恵庭岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月11日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ミステリアスライトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、2着となった。

3歳（2008年）

2月24日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のレッズフィールドをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、タガノヴァレオにクビ差交わされて2着となった。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のナムラチェンジに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。